明治神宮は、その鎮守の森を含めると皇居に次ぐ広さ。
大都会の真ん中にある、大きな森。
でも、この森のスタートは人工の森。
そして今は、何の手も掛けないで生き続ける、太古の森
となっている。。。
5月のNHKスペシャルは、その不思議、その素晴らしさが
とてもよく解るいい番組。
明治神宮不思議の森
-- そして、見逃したあなたも、、、NHKオンデマンドで
見ることができる!!(要購入)--
森作りのスタートは1915年なので、今年で丁度100年。
計画では、150年で太古の森に、ということだったけれども、
50年早く、その目的は達せられているとか。
森の大きな広葉樹が壁となり、森には多くの絶滅危惧種や
準絶滅危惧種の生物が存在し、明治神宮に咲くタンポポは、
他で見られるものとは違い、もともと日本にあった、
カントウタンポポという種類だそう。
カブトムシも、今、私たちが知っている大きなものも
たーくさんいるのだけれど、それ以外にもう関東では
見ることがなくなったコカブトムシというのも
いるらしい。
この「不思議の森」を見ていると、大きな東京の
「潜在意識」のようにも思えてくる。。。
その豊かさと生物多様性は、まだまだ計りしれないし、
成長を続けている。
もちろん、調査団がどんな木が何本あり、どんな
生物が住みといったことを、まるで私たちの
脳をスキャンするように調査されてはいるのだけれども、
この森が与えてくれているものそのものは、
計りきれるものではなんじゃないかと思う。
これは、まるで人の潜在意識
(あるいは無意識と呼ばれるもの)のよう!
最近、月1回くらいのペースで仲間と明治神宮を訪れようと
している私。。。
静かに呼吸し、歩く。
もちろん、森の中には入ることは出来ないけれども、
この鎮守の森に囲まれた境内を本殿へ、
参拝そして芝のある方へと歩く。
こうして歩くことで、もちろん木々の香り、緑、
鳥の鳴き声、光の輝き、など五感を通して感じる
もので心が落ち着き、ゆったりとした感覚を
えるのだけれども、効用はこれに留まらない〜
丁度、鎮守の森の参道よりの部分を少し見ることが
出来るように、自分の中で、普段よりは
自分の潜在意識を垣間見るというか、潜在意識と
繋がっているというか、そんな感じ。。。
これは私が勝手に、潜在意識のメタファーとして
森を見ているからかもしれない。
ここを歩くことで、なんだか、
「おはよう、私の(潜在的に持つ)感性」って
言いたくなる。
歩けば、感性豊かになるよとは断言できないけれど、
なんだか、自分の奥底にある感性に、ちょこっと
会えて、ご挨拶できてるような気分に私的には
思えて、いい気分。
歩くことの効用が、鎮守の森の自然のパワーで
きっと強められている、そんな気が・・・
あっ、もう一つ。
明治神宮のおみくじは、吉とか書いたものではなく、
明治天皇か昭憲皇太后の詠まれた和歌が書かれたもの。
その日引いたものと自分の在り方、状況や心情に
対しどんなメッセージを伝えてくれているのか
内省したり、仲間と振り返ることが出来るのも楽しい。
私、2度行って2度とも同じものを引いてしまいました。
その内容に、、、心せよ!ということかも。
なんだったかは、今は秘密〜