2013年09月17日
ラベルと中身
コーチングは、様々な話が信頼感に
支えられオープンに出来る場所。。。
そこでは、普段の会話より、少し踏み込んだ
会話をしたりもします。本音トークと
言ってもいいかもしれませんね。その
中で、普段の会話では、「そうですね」で
すむかもしれないところを、ちょっと
進めて、発見する何かを大切にしています。
「あの人は、○○」というラベル付けは便利
だけれど、そのために本当に知りたい、
行動そのものや行動のクセ
-- あるいはもっと奥に隠されたもの --
を見逃してしまうことがあります。
ただ、普段の会話の中で追求するって
案外、「空気読まない」って言われそうで
追求しないこともあるし、自分自身も
ラベルを捨てきれないことも多いのでは
ないでしょうか?
コーチングの会話の中では、
クライアントさんが望むことを実現するため
に必要な部分であれば、一歩踏み込んで
いきます。そして、今まで見逃していたこと
に気づき、共有し望むことの「実現」に
取り入れていきます。
例えば、
「Aさん、よく遅刻して時間にいい加減だから、
今日もきっとそうよ。」
よく遅刻する人を、「時間にいい加減」、と
ラベル付けしていますが、考えて
みると、遅刻という行動の頻度が多いという
ことを「時間にいい加減」と表現し
ラベル付けしているに過ぎません。
ラベル付けは、一言で何かを表しているよう
な気がして、そしてそれだけでもう
「わかった気」になります。そうすると、
今度は、ラベルの方が先に「動き」始めます。
このラベルって私たちにとって
どれくらい役立つものなのでしょうか?
ラベルは、行動や性格の理由ではなく、
結果についていたり、頻度の比較的
多いことで、決めつける傾向が
あります。
本当に変化を起こしたいときは、
この「ラベル」を見るべき?
それとも「身体行動」の方?
「遅刻」という行動を変えたいのか?
「遅刻」はどのように起こっている
のかを知るべきか?
常に「時間にいい加減」なのか?
それとも??
あなたの行動が問題なのか?
それとも別に原因はあるのか?
「遅刻」&「時間にいい加減」という
例一つでも、様々な観点から見ることが
できますし、解決の選択肢に気づくこと
ができます。
「よく」が、どれくらいの頻度で
どのような時か、が解ることで
その原因が見えてくることもあります。
ちょっと、ややこらしい話に聞こえる
かもしれませんが、この「ラベルと中身」、
コーチングの中でやっていくと、
思っても見なかった解決法が生まれて
くるのです。
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