2013年12月11日

地域の図書館で嬉しくなる♪

家の近くに地域の小さな図書館があります。
先日、久しぶりに覗いてみると、結構多くの人が
雑誌や本を読んでます。私は、というと、
買う程でもないかな?と思う分野の本を見たくて
行ったのですが、つい文学の棚の方へ〜
今日、目に止まったのは、カズオ・イシグロ。
本での表記はこちらに統一されている、彼
は大好きな作家のひとり。(前に映画「私を離さないで
のことで少し書きました。)

最近、ご無沙汰だったイシグロワールド〜

「私を離さないで」そして「日の名残り」は
ベストセラーでもあり、映画にもなっている。
静かに進むストーリーの中に、人の心のヒダの
奥にあるものが、読む者の心のヒダに伝わるように
描かれているような感覚が持てるのでとても好き。

何と言っても「日の名残り」は、イギリス最高の
文学賞、ブッカー賞受賞作。

今回、目に飛び込んだのは、「充たされざる者」。
これは、えっ、こんなに厚−い文庫本作れるの?
っていうくらいの大長編(950ページ)!
スミマセン、12月の今、私はこれを借りる勇気は
ありませんでした。

でも、凄いな!と思うのは、「日の名残り」で
一躍、有名作家になったあとの作品で、これまで
の作風とまったくちがった作風の「充たされざる者」
を出したこと。ある人は、「実験作」ともいうくらいの、
賛否両論間違い無し!のものを出した事。
静かな物腰の彼の、「これでいいのだ!」が
聞こえてきそう。ここで殻を破っておかないと。。。
と思ったかどうかはわかりませんが、結果そうなった
のだなあと。

「とてもシュール」という人もいれば、
「終わって欲しくなかった迷宮」(どちらも
アマゾン評)と言う人もいる。

お正月休みあたりに挑戦したいと思います〜

で、実は、カズオ・イシグロ、ステイシー・ケントの
ファン。そして、ステイシーは、カズオ・イシグロの
ファン。ということで、ステイシーのアルバムのために
解説文(ライナーノーツ)を書いたり、作詞をしたり
しているのです!詳しい馴初めは、また、別の機会に〜
ステイシーの新しいアルバムのタイトル、
The Changing Lightsは、カズオ・イシグロが書いた
詞(lyrics)の一つ。

英語での10分にわたるアルバム紹介。
英語ヒアリングにもいいかな。作曲家で
ありアレンジャーでありサックス奏者であり、夫の
Jim Tomlinsonと語っています。

「ボサノヴァのアルバムを出さない?とは
言われていたのだけど。でもこのアルバムは
ボサノヴァだけじゃないの。ボサノヴァワールドの
プリズム(様々な煌めき)を持ったもの」と。
色んな曲をチョコッと聴けます。



さて、カズオ・イシグロー今回は、処女作「遠い山なみの光」を
読んでみよう〜


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2013年06月10日

Maurice Sendakモーリス・センダック


「かいじゅうたちのいるところ」の作者、モーリス・センダックさん
生誕85年を記念して、今日のGoogle Doodleは彼の描いたWild Things
(怪獣たち)。朝、Doodleを見つけた時は、Wow!



彼のインタビュー10本が紹介されているページにたどり着きました。
全て英語のままなのですが、今日、全部は見れないけれど
楽しみたいと思います。

センダックさんが何故、絵本という表現方法を
使ったかという説明をしています。。。

「引退を控えた有名な歌手*が何故シューベルトばかり歌うのですか?
と訊かれ、シューベルトは、とても小さくて単純で、控えめで静かなもの
の中に、多くの炸裂するような感情を込めたから。。。それを聞いて
これだ!と思って興奮してしまった。」

「そのころ、絵本作家はBook partyに招待もされないような、目立たない
存在だった。」「女性のやることで、男がやるものじゃなかった。」

「何をされています?と聞かれて子供向けの本を書いているというと、
『ああ、ウチの家内がきっと話したいと思いますよ。』って返って
きたものだ。。。。。。。」

「自信もなかったんだ。歌手が表現していたように、僕はこの地味で控え
めなものの中に自分の全てを込めたんだ。凄い絵が描けるわけでもなかった。
自分自身を誰も見つけられないようなところに隠したんだ。」

彼の絵本を開く度に、すーっと不思議な世界に引き込まれる理由が
ほんの少し解ったような気がしています。


*クリスタ・ルートヴィヒ


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2011年06月15日

The Max Strategy 仕事は楽しいかね?


設定は、シカゴ空港、「五月だというのに、ひどい雪が吹き荒れていた
のである。。。」除雪機が倉庫の中なので、明日まで閉鎖。。。という
設定の中、「私」はマックスという老人に会い、話を色々と聴く。
彼の物語と常識を覆すようなアドバイスが空港の中で続き、
5年後「私」はマックスの言っていたことを実行し仕事を進めて事業に
成功している。そして、「幸せなサムライになった。」と。

この本は、3年程前に買って気に入っていたのですが、 先日あるセミナー
で紹介されたので、久々に読み返してみました。日本語版は2001.12の
発行ですから、結構、版を重ねて売れているようです。

最近、ストーリーテリングという物語から学ぶ手法が盛んになって
きていますが、この本では既にその手法が使われています。コカ・
コーラやリーバイスの創立期の話は、他所でも聞く話ですが、マックスは
次から次に実話を例にあげて楽しく教えてくれる。心肺蘇生法を確立
したドクター・ドン・クーパーの話なんかビックリものです。

私の大のお気に入りは「試してみることに失敗はない。」マックス
じいさんは、「アイデアというものはなかなかうまくいかないかも
しれないけれど、試してみることはそうじゃないってことなんだ。
”<実地演習>に失敗はない”といってもよかったかな。」と言う。
やってみると、必ず、何かを学べる!そして、上手くいったときは、
完璧だと思わず、”完璧以上の素晴らしさ”を常に求めよと。

薄くて、短時間で読み終えてしまう本ですが、コンパクトに次から
次へと面白い話(ストーリー)で、あなたもマックスの話が聴けて
よかったと思うことでしょう。


「変化は難しく、試してみることは簡単だ」


posted by mitsuko at 22:55| Comment(0) | TrackBack(0) | Books