NHK杯フィギュア終わりましたね。
鈴木明子選手のフリーでの素晴らしい演技での挽回、
日本人男子同士の高レベルの競い合いなど、色んな角度で
楽しめる大会でした。ソチでのグランプリファイナル、
男子シングル6名中4名日本人選手はWOWですね。
大会前に過去の名場面集をやっていたのですが、その中で
現役選手たちに印象に残っているもののコメントがあったの
ですが、聞いていて、まさに、その影響の大小はあっても、
ロールモデルを見つけていたのだなあ〜と面白く思いました。
高橋大輔選手は、本田武史選手の優勝を見て、そうか
(日本人でも)出来るんだ、と感じたそうです。今は、
本田さんは高橋選手のジャンプのコーチ、そして高橋選手は
本田さんを越える成績を残して来ています。真央ちゃんも
羽生選手もフラワーガール/ボーイとして世界の選手を間近に
見て、憧れ、いつかああなろうと思ったようです。
「ああなれるんだ」「あの選手のようになりたい」−
まさに、「ロールモデル」の発見ですね。 ペアの
高橋成美さんは、プルシェンコのエキシビションでの
アヒルの黄色いクチバシを着けた演技を見た後、本気で
スケートをやろうと思ったそうです。高橋選手は、今回、
怪我で出場しませんでしたがユニークなキャラクター!
彼女は、スケートの楽しさの表現のロールモデルを見つけた
ということでしょうか?
「働く女性にロールモデルがいない」というコメントを多く
聞きます。たしかに、今の日本のフィギュア・スケートの発展
を見ると日本選手のオリンピックやその他の大会の活躍を見て、
自分もやれば出来る!私がなりたいのは○○選手!といった
ロールモデルの存在は大きいと思います。勿論、スケート協会
の育成方法は学ぶところが大きいですし、若い頃から世界レベル
のものに触れさせてきた効果も大きいとおもいます。
そして、それと同時に思うのは、これまでの選手もロールモデル
の見つけ方が上手であったようにも思います。練習していて、
そしてスケートという世界が既に彼らの中にあったからこそ、
「ああこれだ!」「そう出来るんだ!」と感じることが出来たの
ではないでしょうか?潜在意識の中で探していた何かが目の前に
現れた時、ピンと来るものを感じ触発されて顕在意識で
「こういう風になれるんだ、なりたい」と強烈に感じ、
その時、ロールモデルがはっきりと見えてくるような気がします。
ロールモデルが会社にいない、職場にいない、、、と言った時に、
それは「どんな事に関する、何のロールモデルでしょうか?」
そして、それは今居る職場だけで見つけなくてはいけないもの
ですか?会社の中、学びの場で?コミュニティで?日本女性の
中で?それとも世界の中で?切り口は様々。
もう一つ、「ロールモデル」は全てにおいてロールモデルである
必要はないということ。あなたが追求した世界のロールモデル
であることの方が重要です。
出世のロールモデル?それは本当にあなたのロールモデルですか?
もし、そうであれば、キャリアパスの前例とどう違いますか?
それにしても日本のフィギュア・スケートの躍進ぶりは目を見張る
ものがあります。そして、そこには学ぶ事が一杯。反面、男女とも
シングルは凄いのに、ペアとアイスダンスが弱いのは何故?と
これも考えさせられるものが多いです。。。(今回、アイスダンス
上位組はタップリ楽しみました。特にデービス/ホワイト組は圧巻!
見逃した方、NHKオンデマンドって手もありますよ。)
オマケ: バンクーバーオリンピックから