開く時間、持ちたいですね。小説が長過ぎるのなら、一つの
短い詩でも広く深い想像の世界が広がります。
幾つか持っている詩集のうち、金子みすゞさんの詩集は、
数年前、母と一緒に行った「金子みすゞ記念館」で買いました。
山口県長門市にある小さなところですが、彼女の26年という
短い生涯の出来事と詩でいっぱいでした。
何時までも無くならないで欲しいと思う空間でしたが、
サイトを見ると、今までより、ずーっと交通の便が良く
なり、健在でした!母と行った時は、仙崎という駅まで
ローカル線に揺られて行きましたが、今度行く時は空港
から割に楽に行けそうです。
3月の大震災の時には、「こだまでしょうか」が有名。
でも、私が一番に思い出すのは、「私と小鳥と鈴と」です。
NHKの歌、「みんなちがって、みんないい」で小さな子供たち
にも知られるようになってますね


私と小鳥と鈴と
私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のやうに、
地面(じべた)を速くは走れない。
私がからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のやうに、
たくさんな唄は知らないよ。
鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。
小鳥が飛ぶのは素敵、鈴の音はとってもきれい、
でも同じことができない自分は自分でいいと認めてる。
そして、違ったいいところ -- 速く走れるし唄をたくさん
知ってる -- もちゃんと認めている。
金子みすゞ記念館サイト(コラムもとてもいいです。)
この秋、あなたの好きな詩
