さて9月のスタート。
今日は、防災の日ですね。
1923年(大正12年)9月1日11時58分32秒
関東大震災です。
丁度お昼時で火を使っていたため、
大変な惨事となりました。
もう亡くなった私の祖母は、東京で
体験した人のひとり。幸運にも
怪我もせず助かりました。
ありがたいことです。そのお蔭で
現在の私も在るわけですから。
こういった災害の時、特に人間の
持っているものが---物質だけでなく
精神的、体力的なものも含め---
活用できるものを分かち合うことが
できるかが援助に大きく影響してきます。
共有、シェアリングの大切さは、
この災害だけでなく、阪神淡路、中越、
東北と繰り返し痛いほどに感じるもの。
こういった天変地異をはじめ、
工業化の行き詰まりなどからか、
この「シェアリング」の重要性は
日々高まってきているように思います。
そして、シェアハウスが出来たり、
古民家の再生を自分の得意分野の力を
発揮して=シェアして、共に創ることを
体験し、そして集う場、話す場を作って
いく、そんな動きも出てきています。
この、へんぼり堂もその一例。
(ここを作った中心人物2人、竹さんと
鈴木さんが主催されたワークショップで
「思い」が直接聴くことができたので、
ご紹介)
一方、このシェア(share)という単語、
「マーケットシェア」という言葉で解る
ように、占有する、持ち分として持つ、
などの意味もあります。14世紀頃の
Middle Englishで「切リ分けたもの」と
いう意味から切って持ちえたもの=シェア
となったようです。
Take the lion's shareというと、
「一番大きなところを取る」とか、
「いいとこどり、甘い汁を吸う」といった
意味になります。
でも、動詞でよく使うのは、共有するほう。
Can we share your learning?
Let's share the good news!
Why don't we share this dish?
あなたの学び共有してもらえるかな?
いいニュースを共有しましょう。
このお料理一緒に食べようよ。
学びにしても、いいニュースにしても、
シェアするには、オープンであることも
大切。いつも一方的に教えてもらうじゃなくて、
お互い様、もってるものを互いに共有。
「この共有っていいね」、
「オープンに私も差し出すよ!」という
ものが生まれるからこそ、互いのことを
知り合おう、話そう、支援し合おうという
場も創造されるのだと、震災の時のこと、
へんぼり堂の成り立ちを動画で見ながら、
改めて気づいたような気がします。
ダイバーシティ、ダイバーシティと言う
ばかりでなく、こういうシェアリングの
もたらすものを体験できれば、ホント、
ダイバーシティ&インクルージョンの世界
が身近なもので、当たり前になる日は
近いのかなと思ったり。
へんぼり堂、実は桧原村でも比較的奥の
方にあって実際にはまだ行っていない私。
秋もとってもきれいな自然に囲まれて
いるようなので、是非、行ってみたいと
思っています。(もちろん、近所の
