2015年08月07日

ザ・オーディエンス The Audiece


この作品を観ることができるなんて
思っていませんでした。

何故って、舞台ものだから。

でも便利になったものです。
ナショナル・シアター・ライブで観ることができたのですから。

イギリスの演劇、いいです〜
もちろん、色んな時代背景が解ってこそ
楽しめる作品とも言えるのですが、
とてもよかったです。

今は、この作品はヒットしてアメリカに渡り
エミー賞受賞という華々しさ。テレビシリーズ化も
考えられているとか。

演劇は総合芸術ともいえるけど、やっぱり
脚本のよさが命というか、軸だと私は思います。
それにどう「肉付け」されるか。。。

エリザベスII世といえば、Helen Mirrenしか
ないでしょ!という感もありますが、軸と
肉付けがとっても上手くいった作品でした。

これからカンバーバッチの演じる
フランケンシュタインやハムレットも
観ることができると思うと、ワクワク黒ハート

常連さんになりそうです。

秋からは2015のMETライブも始まるから、
忙しいわあ〜

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2014年09月11日

チョコレートドーナツ Any Day Now


チョコレートドーナツ、先日、遅ればせながら、
観てきました。



そして、このインタビューを帰って
来てから見ました。ここで語られている通り、
ホントの家族じゃないけど、家族愛。

でも、大きな壁がある。

マルコはほんの少しの間だけれど、
愛に包まれた時を過ごせたのでしょう。。。

笑って、泣いて、愛を感じる映画です。

オフィシャルサイトにある監督のインタビューで、
どうオリジナルのシナリオを見つけた後の
彼の監督としての、仕込みの部分読み取れます。
キャスティング、そしてキャスティングで
どこを見て、何を変えていくのか、
こうやっていい映画は出来ていく、という
印象を受けました。
プロデューサーでもある奥さん、監督からも
大きな愛、感じました。
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2014年05月03日

Philomena あなたを抱きしめる日まで


映画のことを書くのは、もどかしいもの
があります。筋を書く訳にもいかないし、
結末を語ることもネタバレになってしまうし。
でも、この映画を観たこと、大きな愛と許し
をPhilomenaからもらったことを書いて
おきたい。そう思わざるをえない映画
でした。



原題と邦題がとっても違うのですが、
邦題の方は、Philomenaの想いを
言葉にしたと捉えておきましょう。

Philomenaの経験した時代は、私の母が
子育てをした時代だから、そんなに(!)
昔とも言えない。その頃から、そして
つい最近までPhilomenaが心に秘めていた
こと。

主役のジュディ・ディンチの力も大きい。
Philomenaという、控えめに生きて来た女性。
そして、その女性が段々と強くなる・・・
その内なる強さは何処から?
離れてしまった息子への愛、息子の愛、、、

苦悩の原因でもあり、許しと救いの源でも
ある宗教。。。

脚色はあるにせよ、実話であることにも
驚かせれます。





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2013年12月07日

おじいちゃんの里帰り、観てきました


あったかい映画です。
移民の映画というと暗くて辛いというイメージがありがち。
でも、この映画は、予告編のとおり、泣いて、笑って、温かい。
第二次世界大戦後、ドイツは、復興の労働力として、
トルコから多くの移民を受け入れる。。。その辺りのことも
上手く(&手短に)説明されている。その説明の描き方も
適度にノスタルジックでいい。

おじいちゃんも、孫も、とってもいい味出しているのだけれど、
私が凄く気に入ったのは、おばあちゃん。若い時とおばあちゃん
になってからの両方とも、真面目そう〜にやってることが
とってもユーモラス。



脚本は、この映画のトルコ系の女性監督が妹さんと書いたそう。

監督のインタビューから:

「ドイツ人も、移民の背景を持つ人たちも、みなさんこの映画を
好きだと言ってくれました。でも、その『好き』の意味は少し
違うものだったと思います。ドイツ人は、初めてトルコ人側から
見た当時のドイツを知ることができて、とても面白かったと
言ってくれました。例えば、トルコ人にとって、キリスト教
という宗教がどう見えたのかということですね。
一方、移民の背景を持つ、ドイツに住んでいるトルコ人から
言われたのは、これまでもドイツのトルコ系移民をテーマにした
映画はたくさんあったけれども、やっと“普通の”トルコ人家庭
を描いた映画が出来てよかったということ。上手くドイツの
社会に馴染んで幸せに暮らしているごく普通の家庭を取り上げて
くれてよかったと言ってもらいました。」
(ヤセミン・サムデレリ監督)

異文化の中で暮らし、そしていつの間にか、その異文化の
ほうが住み易くなる。。。でも忘れられない何かが故郷の国に
ある。おじいちゃんにとっても、孫にとっても、そして
家族の皆にとっても両方大事。どっちを捨てて、という
ことじゃない。

土地がかわっても家族を守りしっかり生きてきた、
おじいちゃんとおばあちゃん。びっくりしながらも
馴染んでいく子供たち。いったい僕は何なんだという孫。
異文化の中にいるからこそ、「家族」という繋がりが
あったかい。時にはわずらわしくなったとしても、
兄弟喧嘩をしたとしても、普段は言葉にできなくても、
共に経験してきた何かがある。守られてきたものが
ある。

おじいちゃん、おばあちゃん、ありがとう。
そう言いたくなる映画。

オススメ度、高いです。

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2013年06月05日

映画「インポッシブル」に込められた愛と祈り


先日、「インポッシブル」(Impossible)の試写会に行きました。




この映画は、スマトラ島沖地震、津波を体験した一家
の実話。上映前に、津波の生々しいシーンが衝撃的
であることから、配給会社としても今公開をすべきか
どうか迷った末、昨年の東京映画祭での反響を踏まえ、
公開に踏み切ったという説明もありました。

映画のFacebookのページも作られ、どんどん
情報が追加されていますね〜

配役もとても良かったと私は思いました。
(もともと、私はユアン・マクレガーのファン!)
長男ルーカス役のトム、凄くいいです!

ほぼ冒頭から結構凄いシーンが続き、心が
揺さぶられる映画です。自然の脅威の中での、
大きな、大きな愛に触れました。

劇場で多くの人と共に観ることができてよかった。
素直にそう感じ、そして、これを映画ではなく
実体験をした人たちの計り知れない恐怖、
それを乗り越える力を思うと、また涙してしまいます。


(先入観なく映画を観たい人はここからは、映画の後に)
主人公マリアのモデルとなったスペイン人、
マリア・ベロンさんは、5月17日、18日に東京、
そして仙台で、この映画のこと、そして自らの体験
について語ったとのこと。仙台でのトークショーでの
コメントがこちらのサイトに出ています。

「演出的に強調されていることはありません。
エピソードを追加といったこともありません。
ただ、全てを見せてしまうというのは見ている方にとって
刺激が強すぎる部分もあるので、どこまでを見せるか、
というのは非常に難しい部分もあったと思います。

特に、家族5人の話に関しては、私たちの知りうる、
本当に真実のみが描かれています。会話一つ一つも
実際の言葉通りです。ただ、唯一違うのは、劇中に
出てくるボールの色です。あれば実際は黄色だったの
ですが、映画の中では赤色になっていました。
あとは全て真実です。」


今、長男は医学の勉強をし、次男はライフガードの
手伝いをし、三男も人を助けるためには何をすれば
良いのか、いつもマリアさんに訊いていると。。。

もの凄く大きな試練を時と共に癒し、その後の
人生への肯定的意図をしっかりと捉えている言葉の
一つひとつにまた、胸が熱くなります。

「本作を見て、お母さんが死ぬかもしれないという恐怖を
感じるかもしれませんが、死ななければいけない
のであれば死ぬし、生き残るであろうという時であれば
生き残る、そういうものだと思っています。
人によって様々なケースがあると思います。
私も非常に苦しみましたし、これ以上苦しむのは嫌だと
思ったこともありました。でも、「家族がそばにいるから」
助かったわけではないと思います。もしそれで助かるの
であれば、全ての人が生き残るはずです。
でも、家族が近くにいたことで、私の人生の意味のような
ものが見つけられたような気がしています。」


この映画は、愛の物語であると同時に、スマトラ沖、東北、
そしてその他の地球上の災害に出会うことになった人々
への祈り。

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2013年03月31日

世界でひとつだけのプレイブック


邦題が「世界でひとつだけのプレイブック」のこの映画、
原題は、Silver Linings Playbook。

Silver liningって言葉、不幸な状況の希望の光の意味
なんですが、暗い雲間から差し込む光のスジからきています。

ということで、この映画には「不幸な状況」がありました。
その中にも、希望の光がある、そういう筋書(脚本)という意味
の、Silver Linings Playbook が邦題になると、
「世界でひとつだけの。。。。」になってます!
確かに、中々あるストーリーではありません、といっても
これから増えてくるかもしれない話でもありそう。



怒りのコントロールをどうするか?

そんな悩みを抱えた2人が一緒になったらどうなるか?

脚本と配役が凄く、演技派が集結。
主役の2人は勿論素敵。ロバート・デニーロも
超有名なのですが、その他のメインの俳優さんたちは
余り他の作品で見かける人ではないけれど、味の
ある人たちを選んだそう。

この予告(英語)、いいです。


でも、好みは賛否両論分かれる?
言えるのは、大作レミゼラブルのような派手さは
ないのに、引きつけるものがある暖かい映画。

この映画でアカデミーをとったジェニファー・ローレンス、
良かったですよ。大胆だけど、とっても繊細なところの
ある女性を、いかにも演技してます!っていう感じではなく自然。


Have fun黒ハート


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2012年12月28日

Les Miserables レミゼラブル 、いいです


Tom Hooper(トム・フーパー)監督、やりますね〜
期待以上の映画でした。

鑑賞しているときは知らなかったのですが、ミュージカル
なのに随分引き込まれると感じていたのですが、それは
歌を撮影現場で歌わせながらライヴで撮っていたのですね。
長い映画なのにそう感じさせない、そして、また観たいと
思わせるものがあります。

俳優たちが、現場で歌う事について、自由にやれるから
凄くいい、と言っていたものを聞いて、歌にもそれなりの
自信があるプロフェッショナルだなあと感心。



この予告の方が日本のものより好きです。

過去、運命、夢、新しい明日。。。というキーワードが
効いています。

トム・フーパー監督曰く、
「人を許すことこそ今作のテーマ」。
このインタビューもいいです。(ただし、ネタバレ注意。
観た後でどうぞ。)





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2012年12月20日

人生の特等席


大のお気に入り、クリント・イーストウッド主演の「人生の特等席」
を観てきました。彼が映画の中で演じるのは、4年ぶり!この作品は、
彼の名作の数々のプロデューサーとして活躍してきた、
ロバート・ロレンツ初の監督作品。いつものクリント・イーストウッド
作品の迫力とは違うテイストながら、観た後に気持ちが柔らかくなる
映画でした。



筋(プロット)が単純なのが、とても残念ではありました。
でも誰もが少なからず突き当たる「キャリア」の課題という切り口から
観ると伝えたかったことが浮き上がってきます。

邦題は「人生の特等席」ですが、オリジナルタイトルは、
”Trouble with the Curve” 。このタイトルは、直接的にはカーブ
(変化球の一つ)に対して使われている(そしてこれも筋の上で重要な
ポイント)のですが、実は、主役のスカウトマン、一人娘の優秀な
弁護士、その娘に惹かれる男性のキャリアの「カーブを切る=変化」
に対しての比喩。

クリント・イーストウッドが演じるGus---スカウトマンとして
目に支障を感じることは、どれだけ辛い事か!老いとの葛藤。
そして、その状況の中でプロとして仕事をやり遂げる。。。
自分の持っている感覚をフルに使って。これからどこに向かうのか?
自分自身でどう受け入れることができるのか?

一人娘Mickeyは、わだかまりを持ちながらも、自分の出世に悪影響を
与えるのは解っていながらも父のために時間を割く。父のためにも、
自分のためにも、2人の愛のためにも、今共にいることが大事、
今話すことが必要。出世もしたい、でもこの出世は自分が人生で本当に
望むものなのか?スカウトマンである父と野球場で過ごす間に揺れ動く。
Amy Adamsがとてもチャーミング。

もう一人の登場人物、元野球選手の若いスカウトマンJohnnyも、
実はこれから解説者になりたいと思っているが、なれるかどうか
わからない。

自分のキャリアにとって何が一番大切か?父と娘というライフロール
の中での責任と愛情。キャリアの曲がり角に自分自身で決断を
していく時に、本当に自分のやりたいこと、強み、受け入れなければ
ならない状況を知り、その中で最善の決断をしていく。。。
そんな主人公たちの姿には学びとるものが多くありました。

そして、彼らの他にも、キャリアが大きく変わる登場人物が
まだまだいますが、でもこれ以上詳しく書くとネタバレですあせあせ(飛び散る汗)


82歳クリント・イーストウッドの登場は、ロレンツ監督との深い
絆と感謝の証(あかし)でしょうか? 




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2012年09月13日

最強のふたり(Intouchables)


昨年の東京映画祭他の受賞作、「最強のふたり」、
やっと見に行きました。

冒頭からこの曲を聴くなんて。。。



パラグライダーで頸髄損傷で体が不自由な富豪と、その介護人となった
貧困層の移民の若者との交流を描いたもの。もともとは、この貴族の血を
引き、シャンパンのポメリー社の役員でもあった人が書いた自伝
「A Second Wind」→TVのドキュメンタリー→映画となったもの。

フランスでも大ヒットだったようですが、日本でも今、結構人気を
集めています。(私が行ったときも売り切れ、満席でした)
コミカルで暖かく面白くし上がっています。余り書くとネタバレになって
しまうので書きません。。。お薦めです。

富豪はとても教養のある人、美術も音楽も詩的センスも。。。なので
使われているクラシックの名曲も面白いのですが、、最後はこの曲で。。

ニーナ・シモン


今日も素敵な一日を黒ハート



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2012年09月07日

The Lady



先日、新宿でやっと観ました、アウンサンスーチーさんの物語、The Lady
自宅軟禁、夫の死、解放などはニュースで知ってはいても、やはり
映像の力は凄いですね。。。情報統制された中で私たちが知り得た事は、
本当に限られていたのだと、そして軍部支配の恐ろしさがずしりと胸に
こたえました。



夫マイケル・アリスそして2人の子供の支えが素晴らしい。母親が貫か
なければいけないものを理解しながら、子としての寂しさは拭いきれ
ない。どうにか助けようと夫が働きかけることから始まったノーベル平和賞
の受賞は、そんな中での家族にとっての大きな喜びであったようです。
今、まだ、大きな彼女の挑戦は終わらないけれど、一筋の光が見えた後の
エンディングとともに、彼女から大きな勇気と愛をもらえ、今も
その余韻が残ります。

オリジナルの音楽も素敵でしたが、映画の中&最後に使われてた3つの名曲。
当分、このどれかを聴くと映画、そしてThe Lady アウンサンスーチーを
思い出し、その「愛」と「勇気」が蘇るようです。

パッヘルベルのカノン



モーツアルト、ピアノ協奏曲 23番
(映画で使われている2楽章は、12:00から)



SADEのSoldier of Love


1991年、家族が臨んだノーベル平和賞の授賞式、そして今年6月16日に
オスロで行われた式典。彼女のレクチャー(全て英語のみ)やインタビュー
も公開されています。(冒頭のバイオリンは、ノルウェー人の作曲家のもの、
そしてBurmese harpの音もとても美しい。)

祖国への愛と、立ち向かう勇気、両方を兼ね備えた素晴らしい女性と
大きな支えとなった夫、故マイケル・アリス氏と家族。静かにその熱い
想いが流れ続けます。。。



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2011年05月06日

Never Let Me Go 私を離さないで


イシグロカズオさんの小説を映画化した、「私を離さないで」を観ました。
作家自身も映画製作に加わり、いい映画に仕上がっています。
もうすぐ上映期間が終わるかもしれないので、興味のある方は
お早めに映画館へ。。。

小説とまったく同じものではないけれど、作家自身とても
満足し、「この映画を観てこのストーリーについて新たに学んだ。。。
自分が描ききれなかったそれぞれのキャラクターを作り上げて
もらっている。」そして「自分の創ったものは、固定されたまま
でなくてならないとは思わない。自分はソングライターみたいな
もの。曲を作ったのは自分だけど、新しいバージョンを人が創って
いってくれるものだと思う。」と語っています。こう語る事が
できるのも、脚本家、監督、俳優などを信頼しているからこそ
だとも思います。

予告編



自分の人生が限られたものと感じた時に、何が大切になるのか、
プライオリティーのトップにくるのだろうか。。。

とても美しく、悲しくもあるのですが、それで終わらない。
スクリーンの上に観るのは、凝縮された時であり生。

今、こうして生きていることは限りあるもの、
それなのにその与えられているものをこんなに愛おしく
思える。。。

丁寧に見る目、描く力、映像と演技。。。それらが
見事なハーモニーを奏でているようでした。

今、原作を読んでいるところ。。。文章がスーッと
入っていくようなそんな文章に引き込まれています。

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2011年03月07日

シングルマン A Single Man


お久しぶりです。
大阪から一度アップしたのですが、その後、福岡に飛んだり、と
このところ動いたり、色んな出会いに忙しくしていました。
その中での学び, etc. またこれからご紹介します。

グラミーに続き、アカデミー賞の発表ありましたね。
コリン・ファース、「英国王のスピーチ」の受賞ぴかぴか(新しい)

Facebookの誕生を描いた、「ソーシャル・ネットワーク」とは
対照的な映画でしたが、音楽そしてやはり、コリン・ファース、
良かったですね。吃音をなおそうと出会ったスピーチセラピスト、
Lionel Logueとの友情に発展する関係は事実として素晴らしいですね。
また、王室に生まれたものとしてかなり強引な左利きやX脚の矯正や、
持って生まれたものとは違う方向に家のため、国のために進まなけれ
ばいけないコリン・ファース演じるヨーク公の責任と悩みが
よく描かれていました。吃音は幼少の頃の経験、心の傷と深い
関係がある。。。Logueさんはそこに気づいていた。。。

コリン・ファースは、「ブリジットジョーンズの日記」やPride &
Prejudiceといったイギリスものでの、自信のあるエリート、
でもどこかちょっと優しさを秘めたカッコイイ役が上手くて声もいい
ということで、なんとDVDを持っていたりするのですが(ブリジット役の
レネー・ゼルウィガーもいい!)去年、アカデミー賞候補となった
「シングルマン」が素晴らしいグッド(上向き矢印)

この映画は、兎に角、美的。デザイナーとして有名なトム・フォード
が監督をした映画なので当然ともいえますが、画面、音楽、装い、テーマ、
すべてが美しい。。。

恋人を失って8ヶ月。もう、今日で人生を終わりにしようとしている
大学教授をコリン・ファースが演じています。この役は彼にとトム・フォード
が説得しに行き決まったようですが、たった一日のなか(プラス回顧シーン)
で、伝わるものの深さが見事です。顔のほんの少しの変化、目で伝える
愛おしさ、優しさ、哀しみ等々、よく出てます。そして、他の俳優もとても
いいんです。余り、筋をいうとネタバレになってしまいますが、自殺しよう
としていた日の終わりには「世界を違う目で見始め、今を生きている自分を
見いだし、世界の美しさに直面する。」原作の小説にはなかった部分を
トム・フォードが自身で書いた脚本に付けたしたものとか。今を生きること
の大切さを伝えるものにしています。そして見に来た人が人生を大切にしたい
と思うもの、映画はそういうものであって欲しいとも語っています。

主役のジョージ(コリン・ファース)が最後の日にしようと思っている時に
気づく美しさや優しさ。その人生の美しさを感じ始めると色彩も鮮やかに。。



オリジナルの音楽は、梅林茂さんという方の作曲によるもので、こちら
も美しい。何度も映画を繰り返して観て作曲されたようです。



明るいコメディーではありませんが、何故か何度も見たくなる美しい作品
です。今回の「英国王のスピーチ」でコリン・ファースを気に入った方も、
そうではない映画ファンで見逃した方も是非どうぞ。レンタルにするか、
買うかはあなた次第ですが。



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2010年09月17日

クリント・イーストウッドは魅力的

クリント・イーストウッドをどの辺から知っているかで結構、年がバレるかもしれない。なんせ、ローハイドの製作がアメリカで始まったのが1958年と
いうのだから息が長い。それから50年間、俳優そして監督として数々の素晴
らしい作品を作っている。最近でも、「チェンジリング」、
「グラントリノ」、「インヴィクタス」などどれもずっしりと味わえるし
映像もそれぞれに違っててとてもいい。

最高の作品(といっては申し訳ないかもしれないけれど)は、彼自身だと思わせるのが、アクターズ・スタジオのインタビュー。生い立ちから、監督業を始めたころの話、作品についてのコメントなどタップリ。2003年の収録なので、すでに73才のときだけど、声、表情、目の輝き、彼のキャリア(映画)に対する情熱がにじみ出ている。積み上げてきたものの大きさに、そしてそれを淡々と語る彼に感激&感心。(このセットにはあと、ポール・ニューマン、バーブラ・ストライサンド、ロバート・レッドフォードのものが入っています)




Youtubeから生い立ちのところ(字幕なし)




昔の映画もいい。「恐怖のメロディー」は、カリフォルニアの美しい風景とMistyのメロディーがよけいに恐さを引き立ててるし、次から次へドキドキです(「危険な情事」はこの映画のリメイクに近い。そうは言っていないらしいけど)。アクションものの「ダーティ・ハリー」、サックスプレーヤー、チャーリー・パーカーを描いた「バード」、これがホントの正義だと言わんばかりの「許されざる者」など必見ものが多い。「マディソン郡の橋」は、興行的にはものすごくグッド(上向き矢印)だったようだけど、ちょっと私にはスローバッド(下向き矢印)

もう自分は映画で演じない、と言っているらしいですが、次の作品は何時でるのでしょうか?過去のものもいいけど、やっぱりまた、いい映画で驚かせて欲しいとも思ってしまいます。

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