2013年02月06日

團十郎丈ご逝去


2月3日の夜、お亡くなりになった市川團十郎丈、
心よりご冥福をお祈りします。

舞台での存在感に加え、お話のお上手な方でした。
一度、急に案内の出ていた対談(聴き手:山川静夫さん)
を急いで聴きにいったことがあります。無料というのも
魅力的でした。そして、なんと、席は最前列。
2m先で話される旧歌舞伎座での思い出話。楽しく
伺いました。

大部屋に遊びにいくと、結構、投げられたりもしたとか、
楽しいお話でした。でも、見るところは見、言うこと
は言う、というタイプの方に見受けました。。。。。
展示されていたバナーに描かれていた新歌舞伎座の絵が
自分たちが合意したものとは違う!何故やり直さない!と。

そう熱く語られた時に、誰が團十郎丈がその新しい舞台
を踏まれないと思ったでしょうか?皆、その日が来るのを
疑っていなかった。残念です。

そして、歌舞伎の入門書の一つとして、私が知人、友人に
勧めていたのがこの「歌舞伎案内」。青山学院での講義を
起こしたものなのですが、とても面白く、なおかつ歌舞伎の
ことを知るには凄くいい本です。新書なので読み易いという
のも利点です。




お父様を早くに亡くされて苦労された後の、大病。
そういった事を乗り越えられた暗さのない、大らかさ
がにじみ出ている人でした。早かった。残念です。

でも今は、どうぞ安らかにお休みください、と
手を合わせたい。


合掌


posted by mitsuko at 00:38 | TrackBack(0) | Kabuki World

2012年12月05日

ご冥福をお祈りいたします


今日の朝は、本当にびっくり、かなしいニュースを聞きました。
中村勘三郎丈の逝去。

歌舞伎の家に生まれて、伝統ではない、けれども伝統の上に
成り立つ面白さで観客を魅了し続けた方だったと思います。
常に全力、裏切られることはありませんでした。
これまでのファン、そしてこれから歌舞伎を楽しむ人、
両方にもっともっと、舞台で輝く姿を見せて欲しかった。
ほんとうに、まさかこんなことに。。。なろうとは。




心よりご冥福をお祈りします。

合掌

posted by mitsuko at 12:40| Comment(0) | TrackBack(0) | Kabuki World

2010年12月11日

意外な発見


今日の夕方、歌舞伎役者中村福助さんのお話を聴きに行きました。
約1時間の歌舞伎のガイド役でもおなじみの塚田圭一先生との対談で
したが、今年の演技そして来年の役などのお話上手な方ですね手(チョキ)

今月は、国立劇場の仮名手本忠臣蔵にお軽役で出演中ですが、先日、
観に行って(まだやっていますよ。1500円の席でしたが、感慨深い
作品ですね。。)来たばかりなので、忠臣蔵の舞台に関連したお話も

聴けたのはよけいにうれしいですねわーい(嬉しい顔)

福助丈と言えば名跡。梨園の大御所、中村 芝翫さん。そのお父様から
「流れる成駒屋の女方芸」を継承する人。こう聞くととってもお固い方の
ように思いますが、実際はとっても気さく。ブログでもその人柄が
伝わりますハートたち(複数ハート)

帰宅してブログを覗いてみると、もう、今日のことがアップされています。
公式ウェブサイトも結構、充実しています。「福助 気ままに語る」の
セクション、いいです!タイトル通り、「気まま」にその時その時の
ニュースや、出演演目に触れながら、福助丈ならではの視点から語って
くださってます。もっとも、最近はアメブロの更新の方が多いそう
ですが。)あせあせ(飛び散る汗)

すみません。今日まで私、福助丈がブログもを持っていらっしゃるのを
知りませんでした。。。「歌舞伎を知らない人にも興味を持って
もらえるように歌舞伎の話だけではなく、色んなこと書いてます。」
「昔から書くこと好きだったので。。。」と。海老蔵さん事件の
あと、アクセス数がジャンプアップしたとか。

そして、ありました、「福助 気ままに語る」の中に、
「iPad買いました。
楽しいです」と。これを機会にアメブロ始められたようですね。ITツール
を楽しい!と使いこなす、福助丈、
意外な発見でしたグッド(上向き矢印)
posted by mitsuko at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | Kabuki World

2010年11月13日

八千代座特別舞踊公演

福岡県に隣接する熊本県北部の山鹿温泉へ旅してきました。

福岡からも熊本からもバスや車で入るこの温泉郷には、百周年を迎える
八千代座という芝居小屋があり、そちらでの特別舞踊公演と温泉を楽し
みに遠出。。。

IMG_1931.jpg

収容能力約700人の八千代座は、ほとんど廃屋に近かった状態だったも
のを昭和の終わりに昔の華やかさを知る地元のお年寄りたちが浄財を募
り、5万枚の屋根瓦を修復。この運動をしていた女性から届いた手紙を
きっかけに、歌舞伎俳優坂東玉三郎さんは公演を引き受け20年。
ここ数年も修復を続け立派な小屋になっています。

IMG_1930.JPG

最初は余り知られていなかったこの催しも今は大盛況。昨年初めて行っ
て、小屋の温もりと役者さん方との一体感に魅せられ、今年も行ってき
ました。「羽衣」の天女の華麗な美しさに引き込まれた後、静御前の艶
やかな優美、鼓の皮になった親を慕って人間(佐藤忠信)に化けている
子ギツネ(源九郎)他役者さんたち全体で作り上げる義経千本桜の
「吉野山」のファンタジーの世界に遊ばせて貰いました。数々の場面は
何度となく思い出すことと思います。その時に受け止めた場の熱と共に。

IMG_1935.JPG
鑑賞した次の日の朝、散歩時に撮る

「どうぞこの小屋のみならず、全国各地の芝居小屋をお楽しみ下さい。」
口上での玉三郎丈の言葉。そう、この小屋でこんなに素敵な経験ができ
ると、四国の金丸座や出石永楽館にも行ってみたくなる。日本の地方の
風景の美しさや名産にプラスして、芝居小屋の世界にも遊ぶ。そんな旅
もいいものです。一年で全部はムリかもしれないけれど、今年はこれ、
来年はあれ。。と考えてみるのもちょっとした心の贅沢。

「20年を節目にやめません。来年はもう少し気軽にお楽しみ頂けるもの
をやります。」「皆様のお声もどうぞお聞かせください。」と口上で言わ
れて、終演後アンケートを書きました。そして来年に期待を馳せながら、
どういう旅にしようと思う女5人でした。

IMG_1940.JPG
早朝の麹屋さん(とっても美味しい!)店先

芝居小屋の楽しみ、歴史を感じさせる町並み、豊かなお湯、美味しい食ベ
物に楽しい会話で、さらさらと気持ちのよい秋を感じることができました。
posted by mitsuko at 20:26| Comment(0) | TrackBack(0) | Kabuki World

2010年11月07日

Kabuki Worldを楽しむ

小さい頃からずーっと、踊りが好きでした。泣いていても踊りを
見せると
泣き止んだそうです。自分でこういった事にお金が使える
ようになって
からは、どちらかというとバレエをよく観に行っていた
のですが、
この頃というか、ここ数年は歌舞伎の方へシフトしてま
した。予算と
行ける時間には限りがあるので全てとは行かないも
のなので。

坂東玉三郎さんの所作、舞の美しさと表現の豊かさにまず、最初、
圧倒されました。世の中、「完璧」と言いきれるものはないとは
思うけれど、玉三郎さんは、出来る限り、完璧に近い、舞台、衣装、

演技、踊り。。。そしてお客様を彼の信じる形で楽しませる。。。
もちろん、他の役者さんはそうしていらっしゃると思うけれど、
彼からは人一倍そういったことを感じてしまう。

これ以上踊れないという判断をしたものは、「今回の公演で
線を引かせて頂くことに致しました。」と語り次の段階へと進んで
いくことも潔くやってしまう。プロフェッショナルとしても見習い
たい姿勢。この映像は、彼が「線を引いた」ものの一つ、鷺娘の
一部です。(Tamasaburo Bando, Last Section of Sagimusume)



ウェブサイトのコメントも、毎月更新されてます。サイトトップの

写真は今(2010.11)は熊本県山鹿市にある八千代座舞台に座る
玉三郎さん。昔からの芝居小屋の風情がよく伝わるカットが素敵。

彼の舞台から徐々に他の演目に触れ、それから他の演目の楽しさ、
味わい、歌舞伎の様式や歴史なども私の中に蓄積されてきたよう
な気がします。一度観ただけで全てが、バン!と観える訳ではない
のは何事も同じ。見ているのだろうけれど、感じ取っていないもの
もあるし、感じとってはいるのだけれど意識していないものもある。
役者さんのオーラに圧倒されることもある。

様式として古い時代背景になっていても、そこに描かれているこ
とは、何時の世にもある人情であったり、何時の世でも憧れる夢の
世界であったりする。それに結構ユーモアが効いたものもある。

これから折あるごとに、歌舞伎のことも書いていきますね。
おつき合いください。そして興味が湧けば、是非、劇場へどうぞ。

(国立劇場劇場は1500円から、新橋演舞場は3000円から楽しめ
ちゃうんですよ。3階席ですが。)
posted by mitsuko at 22:35| Comment(0) | TrackBack(0) | Kabuki World